100マス計算とmikanで押すヤル気スイッチ

シアワセ学習編

どんな子供でも、やる気スイッチを押しさえすれば、自ら勉強に取り組むと言われています。それはそうだろうと思いつつも、保護者たる親御さんのほとんどが、どこにその「やる気スイッチ」があるのか分からず、「動かない我が子」にもやもや、イライラしているのではないでしょうか。

ハイ。何を隠そう私もその内の一人でございました。
人間は十人十色ですので、万人に通用するスイッチはないと思いますが、何かしらのヒントになるかも知れませんので、自称進学校に入ったウチの子のしょうもないケースを紹介したいと思います。

恥をさらすことになりますが、ウチの失敗談から何かをつかみ取っていただければ幸いです。

なお、最終的に私は、「100ます計算」と「英単語アプリmikan」の中にこそ、そのスイッチがあると考えるようになりましたので、その方法、効用等についてご紹介したいと思います。ただし、前半は我が家の失敗談が中心となりますので、そこに関心ない方はどうぞ「100ます計算でも『やる気スイッチ』は入る!」のところからお読みください。

天才プロジェクト始動!

「わが子にはシアワセになってもらいたい」と思うのが親の心というものです。
「イイ学校に入ってイイ会社に入ればシアワセになれるという時代じゃない」と言われ久しくなりますが、「そんなの関係ねぇ」と思うのも親の心。

親のココロ!?
イヤ、親の野望、人間の欲望というべきでしょうかね。

とにかく、「天才を育成しよう!」という親の欲目全開で、我が家の天才プロジェクトは始動いたしました。まずは天才プロジェクトの初号機たる長女の育成記録から。妻の妊娠6ヶ月を過ぎたあたりの頃のお話です。

目指せバイリンガル!

ディズ〇〇の英語システムは画期的な教材だと思いました。
胎児の頃から英語を聞かせれば、どんな子でも英語を話せるようになる。
誰でもバイリンガルになれる!
(この教材には40~50万円注ぎ込みました)

これは多分、間違いないことなのでしょう。
毎朝、毎晩、英語のCDを流して聞かせました。
胎児の頃から5~6歳頃まで。

ハイハイするようになったあたりからは、毎日、CDを聞かせる他に、単語カードの音を聞かせて遊びました。毎日やれば誰でも英語を話せるようになると思うかも知れませんが、教材には聞かせる順番というものもあって、実際にはなかなかに管理が大変でした。

結局、親がしっかり勉強スケジュールを管理して、みっちり教え込むかたちでないと続かない、親次第のシステムであることが段々分かってきました。素晴らしい教材なのかも知れませんが、使いこなすにはそれ以上に親が素晴らしくなければならないということです。

それでも幼稚園の年中さん頃までは続けていたのですが、「日本語の発音がおかしい」と幼稚園の先生から指摘され、言葉の教室に通うようになったあたりで、この教材を使い続けることを断念しました。

ちなみに、当時のウチの子の英語力がどうだったかと言うと、単語は言えるけど、文章として話すことは出来ないというレベルでした。英語の勉強をしているのだから、日本語の発音がおかしくなるのも当然なのかも知れませんが、当時の私たち夫婦は、子供の「日本語の発音がおかしい」ことを言い訳にして、途中で英語教材での勉強をあきらめてしまったのです。

これが最初の失敗でした。
何が失敗って、約50万円の投資をフイにしたのが失敗でしたね。

あの金があれば~(笑)

習い事はピアノにすべき!?(鉄は熱いうちに打つべし)

幼稚園の年長さんになると、ウチの子は「スイミングに行きたい」というようになりました。同じクラスの子が通っているというのと、行き帰りをバス送迎してくれるというので、行かせることにしました。友達と仲良くさせてあげたかったし、何より子供のやる気を育ててあげたかったというのが一番の理由です。
この時期の子供には「やる気スイッチ」が分かりやすいところについています!

スイミングは小3まで続きました。心肺機能を高めるという点で、この習い事は悪くはなかったと評価しています。小4からは習字とそろばん、これは小学校卒業まで。
(習字は並みの腕前。そろばんは4級止まりだったので、まあモノには全くなっていませんでしたね)

進研〇ミのチャレン〇は小1からやらせていました。
小5ぐらいからZ〇に切替えましたが、きちんとやれていたのは小学校まで。
その後、中3まで契約はしていましたが、通信講座は全く提出できていませんでした。

こうやって振り返ると、(田舎人ながら)結構それなりに教育に投資していて、結構な教育パパ&ママだったように思いますが、教育的な成功とは程遠い道のりを歩んできたように思います。

タラレバ的に思うことは、「習い事はピアノにすれば良かった」もしくは通信教育でなく「くも〇いくも〇」の「あの有名塾に行かせれば良かった」ということ。

習い事の中でも、ピアノだけが唯一「頭が良くなる」「空間認識力が高まる」と言われているし、「くも〇」は、「できた」ところで次のステップにいくというシステムを小学生段階から取り入れている塾だからです。

「ピアノが頭に良い」という理由から無理矢理やらせるのは、親の押し付けです。
(これは正直、「自分からやりたい」と言わせるのは難しいような気がします)

進研〇ミのチャレン〇、Z〇に関しては、一応最初は、「子供の方からやりたい」と言ってきたので、やらせたものということになっています。

これにはカラクリがあります。
小学校入学時、つまり、幼稚園の卒園手前あたりの時期、「小学校に入学したら勉強をがんばりたい」というお子さんは結構いるのです。
(それも、割と本気で!)

「じゃあ勉強一番になれるように、コレやってみる?」みたいな感じで、付録つきの教材をチラつかせれば、子供はイチコロで親の提案に乗ってきます。
ワルイ親ですよね(笑)

だから、まあ鉄は熱いうちに打てということですよね。

「くも〇いくも〇」へは小学校3年生までに乗り換えよう!

さて、ここまで特に説明はしてきませんでしたが、自ら意欲的に学習しようとする力を引き出すことを「やる気スイッチ」を押すと表現してきました。

私が2人の子供を育ててきて経験的に思うことは、「このスイッチを親押せるのは小学生まで」だということです。

中学生以降の思春期になってから、親がこのスイッチを押すというのは容易なことではありません。
中学生以降、このスイッチを入れることができるのは、他の誰でもないお子さん自身だけです。

ですから、それまでに「自分はやれば出来る」という勉強の成功体験を積み重ねていくことが重要となります。勉強分野において、自己肯定感をもっていれば、あとは「やるか」「やらないか」だけです。極端な話、受験期の直前まで勉強していなくても取り返す素地が出来上がるので、それほど心配することはないと思っています。
(もちろん、目指す高みによって違ってきますけどね)

そういう訳で、小学校卒業までに「自分はやれば出来る」という成功体験を積み重ねていく必要があるのですが、このシステムを取り入れているのが「くも〇」ということです。

小学生を対象とする大手有名塾ですが、あの前澤社長も通っていたらしいですね。

とにかく、ここでは同じ問題を解けるまでやらせて、完璧に出来たら次へ進むというシステムになっていますので、「基本的には誰でも最後は100点が取れる」ようになっています。

この完璧に仕上げるという感覚を小学生までに身に付けておくことが非常に重要なのですが、特筆すべきところは、こういうスタイルを取っている塾が、実はあまりないということです。

大体できれば良い。
ほとんどの塾は「99点ならば立派なものだ」というスタンスをとっています。

それは運が良かっただけかも知れません。
100点は運が良かっただけでは取れません。
100点と99点の間には1点以上の開きがあるという感覚が必要なのです。

この「完璧に仕上げる」という感覚を身に付けるには「くも〇」が最適です。
(あとは宮〇算数塾ぐらいでしょうね。知らんけど)

そして、そのためには「子供のやる気スイッチが見えるうちに押すこと」が重要であり、それには子供だましが通用するうちに通った方が良いのです。

つまり、子供が素直な小学校3年生ぐらいまでがチャンスということです。

小3までに我が子の「やる気スイッチ」を押して、何とかして「くも〇」に通わせることを目標としましょう!

100ます計算でも「やる気スイッチ」は入る!

さて、「くも〇」が最適だとは思いますが、田舎にあって、必ずしも同じような塾があるとは限りません。そういう場合はどうしたら良いのでしょうか。

私の結論は「100ます計算をやりましょう」ということになります。
これを小3までにやらせれば、「くも〇」と同じとまでは言わないまでも、似たような効果があるのではないかと思っています。

100ます計算は、岡山県の小学校教諭である蔭山先生が開発したメソッドとして、あまりに有名ですが、これも「完璧に仕上げる」という感覚を身に付ける意味で、素晴らしい手法だと思います。

100ます計算の場合、ただ解くだけでなく、より早く問題を解くことが求められますので、同じ問題でも自己ベストタイムを出すという楽しみもあります。

当然、一桁の足し算だけでなく、二桁の足し算、さらには掛け算、割り算などもありますので、必然的にメチャクチャ数字に強くなります。

計算が早ければ、数学の問題だって公式どおりの解答でなく、計算をいっぱい積み重ねて力技で回答するということも可能になりますし、とにかく「計算が速い=頭が良い」という感覚になるでしょうから、間違いなく「自分はやれば出来る」という感覚が身につくのではないでしょうか。

100ます計算が何故、勉強に有効なのか計算以外のところは正直分かりませんが、蔭山メソッドの教育を受けてきた子供たちが東大や京大に合格してきた実績を考えると、計算以外の部分でもメリットがあることは間違いないかと思われます。

私が自分でやって感じることは、計算を早くしようとした場合、足すべき数字を頭の片隅に覚えておいて計算する作業が、記憶を強化することにもつながっているのではないか・・・

つまり、左に「9」、上にランダムで「8,7,2,1、3,4,9,5,6」という数字が並んでいたものを足し算する場合、早く計算しようとしたら、左の「9」をいちいち見て計算するのではなく、頭に「9」を覚えておきながら、上の数字を見て計算するようになります。

つまり、計算と同時に短期記憶の訓練を平行して行っているので、何かしら脳の機能を活性化させる訓練にもなっていて、結果として頭が良くなる作用が働いているのではないかと想像したりしています。

なお、我が家においては2番目の息子くんが、これに早くから取り組みました。
(計算力は初号機の長女よりも速かったです。そろばん派の皆さんごめんなさい)
特筆すべき点としては、息子くんは、これの影響だと思うのですが、集中力がスゴイというところ。入り込むと周囲のザワメキも聞こえなくなるくらい集中して物事に取り組むので、これは100ます計算がもたらした効果なのではないかと思っています。
(集中力がつくと文章をしっかり読めるので、何故か国語力がUPしていました)

とにかく、100ます計算はやっておいて損はありません。
もし、取り組むならば、「怪盗ねこぴー」というサイトがおススメなので、ぜひお試しいただきたいと思います。

英単語アプリ「mikan」でも「やる気スイッチ」は入る!

「mikan(=ミカン)」という英単語アプリをご存じでしょうか?
これは、英単語を最も早く覚えることのできるアプリです。

このアプリでは、「単語1つにつき、1つの意味」を学習するように出来ており、単語のスペルと発音を聞いて、4つの選択肢の中から1つ回答を選ぶということで学習をすすめるようになっています。

正解するまで、何度もチャレンジしなくては次へと進めないため、必然的に正しい答えをその都度選ぶという作業が生まれます。「完璧に仕上げる」感覚が身に付くかというと、正直違うような気もしますが、とにかく反復学習を積み重ねることになるので、多量の英単語を身に付けるにはこれ以上のものはないと言って良いと思います。

1日に100単語は当たり前。
これならば、1日に500単語、1000単語だって夢ではありません。
(もちろん、1日で完璧にすることは出来ませんが、とにかく高速学習が可能になるということです。ダマサレタと思って、ぜひ無料版をお試しいただきたいと思います)

覚える単語は、市販のシステム英単語や速読英単語、ターゲット、鉄緑会「鉄壁」、キクタンなど、ほとんどの単語帳を網羅しています。もちろん、これを利用するには課金が必要となりますが、無課金のものもありますので、まずはそちらで試してみることをおススメします。

高校受験版のものもあり、ウチの子は2人ともこれで高校に入学できたようなものです。
受験目前からでも全然大丈夫です。

もちろん、大学受験でも大活躍しました。
mikanは学習単語数に応じて、「高校別」「都道府県別」「全国別」でランキング表示(それも「日単位」「月単位」「年単位」で表示可)される機能があるので、自分で「やる気スイッチ」を入れやすいというのも良いところなんですよね。

私立の大学では英語資格、例えば英検2級以上の資格をもっていると英語科目を受験することなく高得点を得ることができるところが多くあり、ウチの子もそれを利用して大学受験をクリアすることができました。

正直、英検2級ぐらいまでなら、mikanをやるだけでもかなり違ってくると思いますよ。

「100ます計算」と「mikan」に関しては、私の別の記事でも紹介していますので、そちらも是非ご覧になってください。

我が家の天才プロジェクトは失敗ばかりでしたが、この2つに限っては成功したと確信しています。
中学生以上の皆様に関しては、自分で押すしかありませんからね。

さあ、「やる気スイッチ」をオンにして、さらっと天才になっちゃってください!!

んじゃ、またね♪

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やる気スイッチは100ます計算とmikanで押す!(天才プロジェクト失敗談)

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