春は山菜の季節です。
春の里山へ「山菜の王様」を探しに行ってみませんか?
山菜の王様と言ったら、もちろん「タラの芽」で決まりですよね。あのホロ苦くも甘いアイツを天ぷらで食べることを想像すると・・・ヨダレが止まらなくなります(笑)
山菜採りなんて、やったことのない人からしたら、非常にハードルが高そうですが、タラの芽は非常に特徴的な山菜ですので、実は誰でも簡単に採ることが出来ます。見分け方も簡単ですし、仮に間違えたとしても大丈夫。この時期の似たような山菜は大体食べることが出来ますので、間違っても死ぬことはないでしょう(笑)
ですから、タラの芽は初心者の人にこそ挑戦して欲しい山菜なのです。
また、タラの芽は、どちらかと言うと山奥ではなく、人里近い「里山に多く自生している」ので、そういう意味でも初心者向けの山菜だと言えそうです。日本全国の里山に自生しているという点もポイントが高いところですよね。
ではさっそく、山菜の王様「タラの芽」の採り方、見つけ方について解説していきたいと思います。
タラの芽の採り方①(採れる時期はいつ頃なの?)
タラの芽が採れる時期は、地域にもよりますが大体3~5月頃になるかと思います。体感的には、雪が消えて1~2週間後あたりから、草木が本格的に生い茂る一歩手前あたりまで。実はタラの芽は非常に生命力が強い山菜なので、1番芽を摘んだ後も、2番芽、3番芽と次々に芽が出る特徴があります。
そういう意味で、結構長い期間を楽しめる山菜なのですが、3番芽あたりを摘んでしまうと木が死んでしまう可能性が高いので、「摘むのは2番芽あたりまで」というのが、山菜採りをする人たちの暗黙のルールになっているようです。
タラの芽の採り方②(ドコに生えているの?)
最初に触れましたが、タラの芽が採れるのは、人里に近い「里山」です。
山深いところにもない訳ではありませんが、正直あまり山奥で見つけたことはありません。
おそらく、里山に多く自生しているのには理由があって、それは人間が人為的に木を養殖して増やしたからではないでしょうか。
実際、今もタラの木を山から採ってきて、自宅の畑等に植えている方が結構いたりします。同じように、昔の人は山奥で採ってきたタラの木を近くの里山へ植えるなどして、食料を楽に手に入れる工夫をしていたのではないかと想像します。
(すみません。これは何の根拠もなく、あくまでも個人の感想というか想像です。でも、そういう想像からタラの芽が採れるポイントを考えると、楽しくなってくるんですよね♪)
さて、そんな個人の想像が正しいか否かはともかくとして、タラの芽が多く自生しているところは、ほとんど同じような場所というか、そういう「タラの芽がありそうだな~」という雰囲気を醸し出しているようなところにあります。何度も言いますが、タラの木が多く自生しているところは本当に民家が近くにあるような里山です。低木の雑木林で、比較的日当たりの良いところに生えていたりします。
タラ目の芽の採り方③(採れるポイントを探そう!)
なお、タラの芽は無いところには全く無いです。
「何を当たり前のことを」と思ったでしょうね(笑)
生えていないところをいくら探してもムダです。
少しでも生えているところならば、沢山生えている可能性があるけれど、全然1本も生えていないところはポイントとして筋が悪いという意味です。
ですから、まずは採取された後のトゲトゲの細木を探し、ポイントを見つけることに専念しましょう。
ここで良いアドバイスをしたいと思います。
素人はいきなりタラの芽をゲットしようと思ってはいけません。
タラの芽を採りたいなら、タラの木を探すこと
タラの木を探すには、タラの芽採りの人を探すことです。
この季節に近くの里山をドライブすると、道路脇に車が止まっているのをよく見かけたりしますよね。その人たちの獲物がタラの芽とは限りませんが、山奥ではなく里山の場合は、結構な確率でタラの芽を採りに来た方の車である可能性が高いです。
同じポイントで採るのは気まずいところもあると思うので、それは避けた方が良いと思いますが、その近辺はタラの芽が自生している可能性が高いので、
①少し離れたところで探してみる
(少し離れたところで1本もタラの木が見つからなかったら、先の車は別の獲物を採りにきた可能性が高いかも知れません。違う車を探しましょう。というか別の里山に行きましょう!)
もしくは
②後日、早起きして同じポイントを探してみる
(タラの芽の成長は早いので、1週間ずらしただけで収穫できることは結構あります)
というのがポイント探しの近道かも知れません。
少し経験を積むと、自然にポイントが分かるようになってきます。
(そうなると、さらに楽しくなってきますよ♪)
タラの芽の採り方④(どんな装備が必要か!?)
ここまでブログ記事を書いていて、何だと言われるかも知れませんが、「タラの芽」のビジュアルを覚えたり、技術的な採り方、調理の仕方等を知りたいなら、ユーチューブで勉強するのが一番です。
(文字を見ていてもイメージは出来ませんからね)
でも、採る場所のポイントを教えてくれる動画はほとんど無いので、まあ、この記事も少しはみなさんの役に立っているものと信じたいところです。
さて、装備について、私のスタイルで恐縮ですが、解説したいと思います。
①皮手袋(トゲトゲから手を守ってくれるので、これは必須アイテムです)
②ヘルメット(帽子でも大丈夫ですが、結構木に頭をぶつけたりする頻度が多いです)
③魚捕り用の腰かご(腰ビク)
(釣りはしないけど、親父のやつを借りて、腰に巻き付けています。ビニール袋でも全然問題ないですが、このスタイルは効率が良くて気に入っています)
④高枝切りハサミ または フックの付いた長い棒
(手が届かない獲物はこれで採ります)
⑤長靴(または登山靴)
⑥熊鈴(実はそんなに使ったことはないです。使っている人が多いので「なるほど」と思って、書いてみました。いらんカモね)
⑦スマホ・GPS(ヤマップというアプリを起動しています。里山と言えども侮るなかれ。結構方向が分からなくなって、道迷いすることが多いです。あると、やっぱり安心しますよ)
⑧ココヘリ(遭難した時に、コイツがあれば、見つけてくれるから安心。でもまあ、必要ないカモね)
色々書いてみましたが、必須アイテムは皮手袋だけカモ知れません。
後はビニール袋あれば何とかなるでしょ。
間違えて、山菜の女王を採ってしまうのも良し!
山菜の王様は「タラの芽」
山菜の女王様は「コシアブラ」なんだそうです。
タラの芽が里山に多いのに対して、コシアブラは山奥に多く自生している山菜となります。
よく似ているけど、香りはコシアブラの方が強いカモ知れません。
他にもハリギリ、ヤマウルシなどあって、似たようなフォルムをしていますが、食べれるので大丈夫です。ただし、ウルシの芽は、若干かぶれるとか、かゆくなることもあるとも聞きますが、まあそれほど恐れることもないでしょう。
死にはしません(でも、アレルギーには個人差があるので、自己責任でお願いします)
とにかく、タラの芽を採りに行って、間違えて他の山菜をゲットしたとしても、それはそれで美味ってことで、何ら恐るるに足りないということです。
さあ、春山がアナタを待っていますよ。
週末は皮手袋を片手に、旬の食材をゲットしちゃってください♪
受験アプリは「mikan」だけじゃない!(反復学習の無料サイト~買い切りアプリを紹介)
コメント