登山レイヤリングの吸汗インナー選び

アウトドア編

登山において、レイヤリング(=体温調節をするための重ね着のこと)は非常に重要ですが、それが上手くいくかどうかのポイントは、インナー選びに9割かかっているのではないかと思っています。
(もちろん、冬山や雨天などの悪天候の場合は別ですけどね)

でも、レイヤリングの最重要アイテムが「吸汗・速乾インナー」だったなんて、登山をやり始めたアノ時は、私も全く分かっていませんでした。

こんにちは、なんちゃって登山家の「ごっ。」と申します。
私が本格的に登山を趣味にしようかと思ったのは2020年11月からですが、グループ登山に誘われたのがきっかけでした。コロナ禍で、3密や接触が厳禁とされていたあの頃、ひきこもり生活に耐えきれなくなり、登山やキャンプ等のアウトドアに走った方々が大勢いましたが、私もそのうちの1人ということになります。

今回は、その時に知った「吸汗・速乾インナー」について、お話をしたいと思います。

レイヤリングは教えても、肝心なことを教えてくれないネットや本

登山を始めるには、何をそろえれば良いのでしょうか?
何もワカランかったあの頃、ネットを調べたり、本を買ったりして調べましたが、それらが私にざっくりと教えてくれたのは、①登山靴 ②ザック ③雨具を用意しろってことと、レイヤリング(重ね着)が大事だぞ~ってこと位でした。

まあ、間違いないことですが、「レイヤリング」って何なん?
って、ちょっと疑問に思ったくらいで、その説明で
肌着としての ①ベースレイヤー
中間着の   ②ミドルレイヤー
防水・保温用の③アウターレイヤー の3つを組み合わせて、汗をかかないようにこまめに体温調整することが大事です・・・なんてあれば、「ああ、それはそうだよな」ってなもんで、あまり深く考えてはいませんでした。

初めての本格登山は、子供のスポ少のパパ友達5人グループ。1人の超ベテラン、2人の経験者、2人の素人という組み合わせでした。
(ワタクシはモチロン素人の枠)
11月上旬の東北の山が舞台でしたので、意識していたのは「山はどれだけ寒くなるのだろうか」という寒さ対策についてだけ考えていたのをよく覚えています。

当日は好天に恵まれていたものの、気温は特別暑くもなく、ベストコンディションと言って良いくらいの好条件に恵まれた日でした。

なので、気温は高くはなかったのですが、序盤から急登の連続で、すっかり汗をかいてしまいました。下着が汗でびっしょりとなり、途中で2回Tシャツを着替えましたが、最終的に汗をびっしょりかいたまま下山するハメにあってしまいました。

幸い、午後2時前には下山できて、低体温症になったとか、そういうトラブルにはなりませんでしたが、これは逆に運が良かったのだと思います。

もし、肌着等が濡れた状態で、もっと長い時間を過ごしていて、なおかつ気温がもっと低くなっていたとしたら、低体温症となる可能性もなくはないからです。

正直、その時にそういう話になったワケではありません。
ただ、超ベテランのパパ友から「日本のファイントラックというメーカーが出しているアミアミの下着を買って、その上にTシャツを着れば、濡れてもすぐに乾くから着替えをしなくても大丈夫ですよ」というアドバイスをいただき、半信半疑ながら「試す価値はあるかも知れないな」とは思いました。

吸汗・速乾インナーの実力

同じ月に行われた2度目のグループ登山の日。私は言われたとおりファイントラックのインナーを購入し、着用してみました。

2度目のグループ登山の日も、素晴らしい好天に恵まれました。
その際、汗も沢山かいていたハズだったのですが、どういう仕掛けなのか、全く「濡れ感」を感じないというか、肌が乾いた状態で、最後まで身体が快適な状態を保つことができました。
正直、ここまでのものとは思っていなかったので、大変な感動を受けたのをよく覚えています。
「ファイントラックすげー」を連発してましたからね(笑)

また、濡れないのも大事なことですが、これを導入するとインナーの上に着たTシャツが汗で臭くならないというのも何気に大事なポイントです。汗っかきの人、汗をかく度にニオイを発してしまう悩みを抱えている方にとっては、これは救いとなるアイテムなのではないでしょうか!?

ベースレイヤーとは下着のことではない。アミアミのコレを用意せよ!

というワケで、登山におけるベースレイヤーというのは、特殊な吸汗・速乾インナーのことを指しています。本当は下着でも良いのカモ知れませんが、リスクマネジメントを図るためにも、これは絶対導入しないといけないアイテムだと認識しておくべきでしょう。もちろん、春夏秋冬の季節を問わず、装着必至という意味です。

私が買ったアミアミは、前述のとおり誇れる日本のメーカー「finetrack(=ファイントラック)」さんのものです。

①finetrack ドライレイヤーベーシック ロングスリーブ(長袖) XL 5,170円

②finetrack ドライレイヤーベーシック VネックT(半袖) XL 4,620円

※価格は2020年11月当時のものです。

当然、他メーカーもアミアミ系の吸汗・速乾インナーを出していますが、私はファイントラックさん一択です。前述のとおり長袖、半袖の1着ずつ購入しましたが、使用しているのは長袖だけです。
(夏も含めて、基本的に長袖しか着ないというか、夏はあまり山に登らないからカモ知れません)

ちなみに、ミレーの通称「アミアミ」なるベーシックレイヤーも気にならなくはないのですが、そこはソレ。なんちゃって登山家は、初志貫徹じゃないけれど、吸汗・速乾インナーの感動を今後も後世へと伝えていくため、ファイントラックさんと登山道を歩んで行こうと誓っているのでございます。

登山道って、まんまじゃないですよ。藪漕ぎとかバリエーションルートも含めてね(笑)

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